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ベースレイヤーにもなる薄手のメリノフーディ
素肌にベースレイヤーとして着るのが最高な、スリムフィットで薄手(145-155g/㎡)のメリノのフーディ。
フードと胸元まで大きく開くジッパーで暑い場所も寒い場所も得意で、100%メリノウールならではのやわらかな肌触り、何日着ても匂わないほど強力な天然の消臭作用、そして「夏涼しく、冬暖かい」調温・調湿機能が、どんな時も快適に保ってくれる。しかも乾燥機(上限60℃)にもかけられるから、ぜひ長旅にも連れ出してほしい。
SPEC
Material 100% Merino Wool (145-155g/㎡)
Zipper YKK #3 Coil Zipper
Weight 168g (Size XS)
189g (Size S)
197g (Size M)
210g (Size L)
233g (Size XL)
Made in Akita, Japan
100% Light Merinoの位置付け
速乾性は化学繊維のベースレイヤーに劣りますが、そのぶん汗の蒸発の気化熱による冷えが少なく、雨等の濡れによる体温低下のリスクが低い素材です。速乾性よりも吸湿性、冷却性よりも保温性を重視した性格を持つ一方で、生地が薄く通気性が高いため、夏の山の行動着としても積極的に使えます。

次のような状況におすすめ
寒暖差が大きい
ウールには衣類内の温度を一定に保つ性質があり、寒暖差が激しい状況でも衣類内環境を快適に保ちます。
上にシェルを着用する
吸湿性が低い化学繊維のベースレイヤーはシェルの内側では速乾性が十分に発揮されずにムレやすくなりますが、吸湿性が高い山と道の100%メリノウールはウェア内の湿度を適切に保つ性質があり、風雨のため上にシェルを着用する場合もムレにくいです
行動時間が長い
化学繊維はたとえ抗菌防臭加工を施しても汗をかいて数時間後には匂いが気になり、乾いても翌日も着続けることには抵抗感がありますが、ウールは非常に強力な天然の消臭機能を持ち、大量に発汗しても乾けば匂いがほぼなくなり、翌日以降も比較的快適に着用することができます。
荷物を減らしたい
以上のように1枚で幅広い環境変化に対応し、臭いの問題が少なく長時間の着用が可能なため、着替えを減らして荷物を少なくできます。
強力な天然の消臭機能
メリノウールは「1週間着続けても匂わない」と言われるほど高い消臭機能を持ちます。化学繊維のなかには消臭機能を施されたものもありますが、実際の性能は天然の100%メリノウールが圧倒的に優れています。


夏涼しく冬暖かい、天然の調湿機能
メリノウールは「天然のエアコン」とも言われるように、衣類内の温度や湿度をコントロールし快適な着心地を作り出します。

濡れても暖かく、低体温症を防ぐ
ウールは濡れると「吸着熱」を発します。熱伝導率が低いため体温が奪われにくく、濡れても糸に弾力性があり、潰れずに繊維間の空気を保持するので保温性を失いません。さらに繊維内部に吸水する性質があり、肌面から水分を吸い上げドライな着心地が続きます。
100%メリノウールは肌まで濡れるような悪天候時でも行動中は暖かさを感じます。
各部のディティール

タンブラー乾燥機が使える100%メリノ
縮みや変形が起きるため多くのメリノウール製品は乾燥機の使用を禁止していますが、山と道独自開発の100%メリノウールは、低温設定(上限60℃)であればタンブラー式の乾燥機を使用できる寸法安定性を実現しました。
これにより、旅先のランドリーやホテルでも乾燥機を利用できるようになり、より長距離ハイキングや旅行に適した服になりました。


素材
山と道は化学繊維を使わない100%メリノウールにこだわり、生産は日本の毛織物産地・尾州で行ない、紡績会社や生地工場、染色加工工場、検査機関と連携し、日々より良いものを作るべく試作と研究を続けています。
低温乾燥機対応を実現
100% Light Merinoシリーズは製品仕上げ前に乾燥機にかけることで、生地をあえて縮ませる工程を経ています。この手間のかかる過程を踏むことで、他のメリノウール製品にはない低温乾燥機対応を実現しました。この乾燥機による熱処理により、生地の表面に凹凸のある独特な風合いがあります。
コンパクトスピニング製法による均一で強い糸
ウールではあまり行われない毛羽を内側に包み込みながら撚りをかける「コンパクトスピニング製法」を採用することで、通常よりもムラなく均一な強い糸となり、強度・耐久性の高い生地に仕上げました。

100% Merino Wool
生地重量
145-155g/m²
糸番手
1/52
破裂強度(JIS L1096A)
274kPa
ゴム膜を生地にあてて膨ませ生地が破れたときの圧力の数値
保温性(JIS L1096A)
24%
熱源に生地を乗せた際の熱源のエネルギー損失量
なぜ100%メリノウール?
メリノウールは優れた調温・調湿機能と天然の消臭作用など、ハイキング用行動着として素晴らしい性質を持ちつつも、天然繊維ゆえの歪みや縮みが起きやすいことや耐久性の低さなど、軽視できない弱点も持っています。
この弱点を補うため、現在の多くのアウトドア用メリノウール生地は数%から数十%の化学繊維を混合して作られていますが、山と道は一貫して「100%メリノウール」にこだわった生地開発を行なっています。
これは、ひとえに私たちがその弱点を補ってあまりある利点と魅力をメリノウールに感じているからですが、独自試験の結果からも、その利点である調温・調湿機能などメリノウールの素晴らしい機能性が、化学繊維との混合率に応じて相対的に減ってしまうことが明らかになっています。
ウールのデメリット
優れた特性と機能を持つメリノウールですが、もちろん欠点もあります。どうぞメリット/デメリットをご理解の上ご着用ください。
- 水を吸って重くなる
含水率が高いウールは生地中に多くの水分を吸収できるため、化繊に比べると乾くまでに時間がかかります。ただし、速乾性の高い繊維は水分蒸発と共に気化熱が生まれ、体温をも素早く奪ってしまうリスクがあります。また速乾性に関しても、同じ生地厚であればコットンより早く乾燥します。
- 虫に食われやすい
ウールやカシミヤ、シルクなどのやわらかい動物性繊維は、衣類害虫に最も好まれます。
- 擦れて穴が開きやすい
ウールは繊維長が短いため、擦れると繊維が抜けやすく、化繊や綿素材と比べて比較的生地が痩せて穴が開きやすい素材です。
- 縮みやすい
洗濯で縮みやすい特徴を持つウールは、縮みにくくする加工を施したウォッシャブルウールであっても、多少の縮みはどうしても生じてしまいます。洗濯直後は広げて形を整えてから干し、軽くアイロンで伸ばすなどのケアをしていただくと、縮みを軽減させることができます。
- 斜行による歪みが生じやすい
ニット素材の特性上、洗濯すると糸の繊維が膨潤して撚りと逆方向に戻ろうとする力が生じ、生地が斜め方向に変形していくことがあります。これにより、製品の形状に歪みが発生する場合があります。
- ウール独特のにおいがする
動物繊維の特性上、洗濯時の脱水後など湿った状態で独特のにおいを感じる場合がありますが、乾燥後はにおわなくなります。
サイズガイド
推奨サイズ
UnisexSize | XS | S | M | L | XL |
---|---|---|---|---|---|
体重(kg) | 42~53 | 51~61 | 59~69 | 67~78 | 76~85 |
胸囲(cm) | 78~84 | 80~88 | 84~95 | 92~102 | 100~110 |
使用上のご注意
生地の移染について
本製品と白や淡色のシャツが汗や雨で濡れた状態で擦れると色移りする場合がありますのでご注意ください。
乾燥機の使用について
乾燥機は低温コース(上限60°C)で使用できます。生地の毛羽立ちや毛羽落ちが起こりやすくなるため、多用しないようにしてください。生地が折れ曲がった状態、シワになった状態で水分が抜けて乾くと衣類が冷えたときにシワが固定されてしまうため、ネットは使用せず、単体か余裕をもった容量で行ってください。乾燥後は速やかに取り出してください。
※乾燥機の使用で着丈が1-2cm短くなりますが、再び洗濯と吊り干し乾燥を行うことで改善します。
サポート
製品ケアについて
- メリノウールは、皮脂が蓄積すると虫食いの原因になります。定期的に洗濯してください。
- 保管時には、防虫剤の使用や密閉対策の防虫対策を行なってください。
- 山と道の100%メリノウールは縮みの起きにくい生地のため、洗濯機の「おしゃれ着コース」など、デリケートな衣類を弱い水流でやさしく洗うコースで洗濯が可能です。
- 繊維が短いため、毛玉や毛羽立ちが起こりますが、洗濯するうちに毛羽がある程度落ちて毛玉はできにくくなっていきます。



