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晴れの日も雨の日も
汗ばむハイクアップも、風の吹き抜ける稜線も、もちろん雨の日も。UL All-weatherシリーズは全ての天候下で使える全天候型行動着だ。
UL All-weather Pantsは超薄手のパーテックス・シールドエアにより従来のレインパンツに比べ大幅な軽量化と通気性を実現し、その圧倒的なヌケの良さはもはや「完全防水ウインドパンツ」といえるレベルに到達。
重量わずか85g(Size S)は3レイヤーのナノファイバーメンブレンを使用したレインパンツとして世界最軽量クラスで、若干細身の動きやすくシンプルなデザインと軽く蒸れない履き心地、さらに山と道ならではのスマートフォンポケットも付いている。ぜひ、晴れた日も積極的に使ってほしい。
2025年モデルのアップデート
ポケットにスマートフォンなどを入れてもウエストがずれ落ちにくくなるよう、ウエストのドローコードを平紐に変更しました。
機能とデザイン
全天候型行動着=新しい製品カテゴリー
従来のレインウェアに比べ圧倒的な通気性を実現したUL All-weather Pantsは、雨天時のレインプロテクションの範疇を超え、晴天時にも積極的に着用できる「全天候型行動着」とも呼べる新たな製品カテゴリーへと進化しました。
通常のレインウェアでは熱がこもるようなハイクアップやランニング時も優れた通気性能がウェア内を常に換気して熱を放出し、一方で突然の雨に遭遇しても、10,000mmの耐水圧性能が濡れから身体を守ります。

一般的な登山用レインウェアとの比較
下図はUL All-weatherシリーズと一般的な登山用レインウェア(ゴアテックス等の透湿防水メンブレンを使用した重量200g~300gの製品を想定)との比較です。
一般的なレインウェアは保温性に優れるものの通気性に欠け、熱気がこもりがちですが、UL All-weatherシリーズは軽量かつ高い通気性を備えており、負荷の高いアクティビティでも熱がこもりません。ただ、その高い通気性の反面UL All-weatherシリーズは強風下などで寒さを感じる場合もあり、また防水性能の指針となる耐水圧も10,000mlと一般的なレインウェアに比べては低いため、使用時には適切なレイヤリングを行う必要があります。

圧倒的な通気性能
ナノファイバー構造を持つパーテックス・シールドエアは、他の防水透湿素材のように透湿のみではなく、実際に通気します。そしてこの通気するという性質が抜群の「ヌケ感」を作り出しています。
わずか85gの超軽量
Sサイズで85gと3レイヤー・ナノファイバーメンブレンのレインパンツとして最軽量レベルの軽さです。

さらに進化した超音波溶着技術
防水シェルの縫製箇所は裏からシームテープを貼ることで縫い目からの浸水を防いでいますが、シームテープは耐久性が低く、経年劣化による縫製箇所からの浸水は避けられません。
そこで、UL All-weather Pantsの縫製には超音波振動による熱で生地を溶かして溶着する最新の技術を採用しています。超音波溶着は針穴があかないため生地へのダメージも少なく、経年劣化による接合部分からの浸水をできる限り少なくすることができます。
超音波溶着が可能な職人や工場は非常に少ないのですが、山と道が提携している秋田県の縫製工場ではより良い製品作りのため、積極的に新技術の研究開発を行っています。
その結果、新たに生地を重ねて溶着できるようになり、前身モデルであるUL Rainシリーズよりもさらに耐久性、強度、防水性が向上しました。

動きやすくシンプルで細身のシルエット
裾にしぼりを入れたすっきりとした細身のシルエットです。その軽い履き心地とヌケの良さも相俟って、行動時のウインドパンツや停滞時のオーバーパンツとしても積極的に着用できます。

スマートフォンポケット
右腰にスマートフォンポケットを追加。晴天時の着用でも利便性がより高まりました。
素材
パーテックス・シールドエアについて
パーテックス・シールドエアは既存のナノファイバーメンブレンからのさらなる耐水圧、洗濯耐性、量産クオリティの向上を目指して開発された素材です。
ナノファイバーとは、水を弾く(疎水)性質の極細ポリウレタン(PU)糸を網状に編んだヘチマのたわしのような無数のすき間をもつ構造体で、他の防水透湿素材のように透湿のみではなく実際に通気します。そしてこの通気するという性質が、ナノファイバーメンブレンの抜群の「ヌケ感」を作り出しています。


素材 ナイロン100%
コーティング C6 DWR(耐久性撥水加工)
生地重量 58g/㎡
表地 15D/5f+40D/34f リップストップ
裏地 7Dトリコット
引裂強度(JIS L1096D) たて3kg よこ3kg
切れ目のある試験片を引張り、引き裂かれるまでの荷重値
引張強度(JIS L1096A) たて42kg よこ30kg
試験片を一定の速度で引張り、破断した最大値
通気性(JIS L1096A) 0.4cc/㎠・s
試験片に一定の圧力で空気を吸引した際の空気流量
透湿(JIS L 1099 A-1) 10,000g/㎡/day(メーカー公表値)
高温多湿の環境において生地が通過させた水分量
透湿(JIS L 1099 B-1) 40,000g/㎡/day(メーカー公表値)
片面を水に浸した状態で生地が通過させた水分量
耐水圧(JIS L1092B) 10,000mm以上(メーカー公表値)
試験片にかかる水圧を一定割合で増加させ、漏水を3箇所認めた時点の圧力
サイズガイド
推奨サイズ
UnisexSize | XS | S | M | L | XL |
---|---|---|---|---|---|
身長(cm) | 150~161 | 159~167 | 165~175 | 173~180 | 178~185 |
体重(kg) | 42~53 | 51~61 | 59~69 | 67~78 | 76~85 |
ウエスト(cm) | 60~70 | 68~80 | 74~84 | 82~92 | 90~94 |
製品サイズ

単位:cm
Size | XS | S | M | L | XL |
---|---|---|---|---|---|
パンツ丈 | 102 | 105.5 | 109 | 112.5 | 115 |
股下 | 75 | 78 | 81 | 84 | 86.5 |
ウエスト | 66 | 71 | 76 | 81 | 86 |
ヒップ | 53.5 | 55.5 | 58.5 | 61.5 | 64 |
裾巾 | 10.5 | 11.5 | 12.5 | 13.5 | 14.5 |
使用上の注意
- 本製品は極薄の防水透湿生地による超軽量防水シェルです。岩の擦れ、木々の引っ掛け等による破損、破れにはご注意ください。
- 比較的温暖な環境下での行動時に快適に着用できることを意識して作られており、一般的な重量の防水シェルや冬季用のハードシェルに比べると保温性は劣ります。嵐のような悪天候時が予測される際にはインナーにメリノウールを着用するなど、過酷な環境下でのご使用には十分ご注意ください。
- 防水透湿性能を最大限に発揮させるために、着用後のケアが必要となります。メンブレンと生地表面の撥水加工、生地内側のレイヤーはそれぞれ汚れや汗、皮脂などが付着すると性能が損なわれます。洗濯表示に従いこまめに洗濯してください。
- 生地表面の撥水機能が損なわれると透湿効果も失われます。撥水性能の低下を感じたら、乾燥機での低温乾燥もしくはドライヤーを当てるなどして熱を加えて撥水性を復活させてください。ただし、洗濯を重ねることで初期撥水剤が落ちてしまい、熱を加えても撥水性が戻らなくなります。その際は市販の撥水剤を使用して定期的にケアしてください。
- 非常に軽量で薄い多孔質素材のため、ワセリンや防虫成分、エタノールが含まれている製品(ヘアクリーム、化粧品、日焼け止め、防虫剤等)が生地に付着することにより、シミが発生したり透湿機能が低下したりする可能性があります。
- 成分にディートの含まれた虫除け剤は防水透湿メンブレンや生地のコーティングを劣化させるため、本製品に付着させないでください。
撥水性の持続力の低さ
撥水の持続性能は、生地が厚いほど撥水剤の浸透する量が多くなり、高くなると言われていますが、UL All-weatherシリーズは軽量性と通気性を重視するために、できるかぎり薄い通気性の高い表地を採用しています。そのため、出荷段階で撥水性能は十分に持たせてありますが、撥水持続性能は厚手の透湿防水素材と比べて低くなっています。
撥水機能が効いているうちは生地表面に付着した水分は水滴になって落ちますが、弱まると水膜のように生地表面を覆い透湿性能を損ない、ウェア内部が蒸れたり結露によって濡れたりする場合があります。
撥水性が低下したと感じたら、洗濯後に乾燥機やドライヤーなどで熱を加えることで撥水性を復活させることができます。それでも撥水性が回復しない場合は、市販の撥水剤による撥水ケアを行ってください。
サポート
製品ケアについて
- 洗濯は水温30℃以下の弱水流コースで行ってください。
- レインウェア専用洗剤もしくは漂白・柔軟・蛍光増白剤不使用の中性洗剤をご使用ください。
- 洗濯は単体かネットに入れて行なってください。
- ひどい汚れは水で薄めた洗剤を塗布して柔らかいスポンジで部分洗いしてください。表面の接ぎ目や裏面のシームテープは擦らないでください。
- 定期的に乾燥機の低温設定(上限60℃)で乾燥させて撥水性を復活させてください。
- 柔軟剤、漂白剤は使用しないでください。
- アイロンはスチームは使わず低温でかけてください。
- ドライクリーニングは行わないでください
- ワセリンや防虫成分、エタノールが含まれている製品(ヘアクリーム、化粧品、日焼け止め、防虫剤等)が生地に付着することにより、シミが発生したり透湿機能が低下したりする可能性があります。



